この一連の「シーズン解散・引退・その他」の記事のナンバリングがずっと間違っておりました。本日修正したことをここにお知らせいたします(^_^;)。
来季のアイスダンスのルールが発表になっているが、村元哉中&高橋大輔組の解散で気が抜けたまま盛り上がらないでいる。新ルールの解説は既にあちこちのSNSやブログに出ているし、新シーズンが始まるまでまだ一ヶ月以上もあるし、別に逃げるものでもないので、あちこち調べながらのんびり記事をまとめようと思う。
【結成】長岡柚奈&森口澄士(17歳&21歳)
【結成】清水咲衣&本田ルーカス剛史(17歳&20最)
今週木下アカデミーからペア2組結成が発表された。いずれの組も女性はペア結成を機に木下アカデミー所属になっている。
長岡柚奈&森口澄士組は森口選手が既に21歳になっているのでシニア参戦となる。長岡柚奈選手は北海道出身で今季全日本ジュニア選手権23位。愛称は「ゆなすみ」。世界選手権と国別対抗戦の間にBruno Marcotte氏立ち会いの下ペアのトライアウトを行ったとは聞いていたが、そこから結成に進展したとのこと。また、長岡選手がペアに興味を持ったきっかけは三浦璃来&木原龍一組のデビュー戦となった2019年の東日本選手権だそうで、やはり身近にレベルの高い選手がいる影響力は大きいようだ。
清水咲衣&本田ルーカス剛史組は本田選手がもう1シーズンジュニア参戦可能な年齢だが清水選手は既にシニア参戦可能な年齢なので、来季はジュニアとシニアを掛け持つことも可能だ。デビュー戦はJGPSになるのだろうか。世界ジュニア選手権で村上遥奈&森口澄士組が4位に入ったため、来季のJGPSのペアの日本の出場枠は全4試合に二枠ずつあり、おそらく使い切れずに余るだろう。愛称は何になるのだろう。二人ともシングルも継続するとのこと。ちなみに清水選手は全日本ジュニア選手権で11位だった。
俄然日本のペアの未来が明るく見えてきた。これまでは日本人同士のペアは男性が体格で不利だと思われてきたが、相性の良いパートナー次第では世界の頂点に立つことも可能であることを三浦&木原組が証明してくれた。また、一つところ(木下アカデミー)に優秀な人材が集まるようになったその効果もあるのだろうか。今季の村上&森口組や柚木心結&市橋翔哉組の活動から察するに、ペアは結成するとBruno Marcotte氏の下で技術を基礎から学び、JGPSないしCSでデビューするという流れができているようだ。来年の世界選手権のペアの日本の枠は3つある。2021年に三浦&木原組が10位に入って以来、日本は2022年、2023年とペアの枠を使い切れずにいたが、来年は3枠使い切れるかもしれない。
一方、日本のアイスダンスの現状はかなり厳しい。来年の世界選手権では枠を増やすどころか果たしてFDに進めるかすら危ぶまれるが、これについてはまた後日書こうと思っている。
【移籍】Carolane Soucisse & Shane Firus(28歳&29歳、カナダ→アイルランド)
6月17日から開催されるアイルランド選手権にエントリーしていたことから、Carolane Soucisse & Shane Firus組の移籍がわかった。3年前にコーチを変更したが、層の厚いカナダで苦戦のシーズンが続いていた。名前からしておそらく男性がアイルランド系なのだろう。
Carolane SOUCISSE & Shane FIRUS (CAN) FD @ Canadian National Championships 2023
Music: Aloha Ke Akua by Nakho Bear & Medecine for the people
Creation's Daughter by Nakho Bear & Medecine for the people
Aloha Ke Akua by Nahko Bear & Medecine for the people
Choreography: Carol Lane
彼らの最後の国際試合は昨年のGPSなので、今年の12月から国際派遣が可能になる。来季は欧州選手権、そして世界選手権に出場してくるだろう。
【結成】Milla Ruud Reitan & Nikolaj Majorov(17歳&22歳、スウェーデン)
高橋大輔選手の挑戦に背中を押されてアイスダンスに転向したNikolaj Majorov選手が、パートナーはノルウェー出身のMilla Ruud Reitan選手であると発表した。Reitan選手は以前ドイツ代表だったことがあるので、まったくのアイスダンス初心者ではないようだ。二人の所属はスウェーデンになるとのこと。
(おしまい。)
コメント
コメント一覧 (9)
>日本は2022年、2023年とペアの枠を使い切れずにいたが、来年は3枠使い切れるかもしれない
絶体に使い切って欲しいです。新たな2チームが国際大会に出場しポイントが稼げるよう、手を尽くしまくるのがJSF、アンタたちの仕事だぞ!と強く申し上げたい。
>一方、日本のアイスダンスの現状はかなり厳しい
村元/高橋組が引退発表した途端、“2人の思い出の地・ミラノでの五輪まで1000日” とカウントダウンを始め、ドン引きさせたご夫婦組(しっかしタイミングといい、SNSの使い方がヘタクソすぎませんかね…)。
田中/西山組が同門となり、突き上げ喰らってスキルアップのスピードが上がるのか、若い2人の新チームが猛スピードで抜き去るのか、そしてモントリオールでの序列(指導&振付の優先順位とも言うw)が、プレ五輪シーズンには其々どうなるのか、自分はそんな感じで今おります。
【追伸】臨海スポーツセンターの創立50周年イベントは、大変温かい雰囲気だったようですね。8月にGAOLAで放送予定と知り、今から楽しみです。
kaorumikeko
がしました